※ネタバレ注意！黒ミサ アフタートークレポートその②

8月3日道玄坂協会にて開催された『#サタンがおまえを待っている』日本最速試写会
通称「黒ミサ上映会」アフタートークその②

【ゲスト】
・あんこ
・ジャガモンド斉藤
・野水伊織

※本編のネタバレを含みます！鑑賞前の方はご注意ください。

あんこ：僕は、ドキュメンタリーとして多角的な方面からアプローチしている中で、ミシェルさんの血縁の人が出ているのがすごいと思いました！実際の妹さんが出て、姉はおかしいと思う、と指摘しているのは結構衝撃でしたね。

斉藤：映画は全体的に重いですが、ミシェルさんの妹さんが唯一ユーモアを発揮されていて。

あんこ：みなさん覚えていますか？ 
映画の最初の方で、「三姉妹の中で、一番上のお姉ちゃんは可愛い。真ん中のお姉ちゃんは堅物。私は美人！」って(笑)。
あとは、パズダー医師の元妻のマリリンさんが図書館で調べものをして、「ミシェル・リメンバーズ」に書いてあることと事実が全く違うということを指摘していくのが面白かったです。あの証拠を出されたら何も言えないですよね。『逆転裁判』みたいな。

斉藤：そんな劇的ではなかったですけどね(笑)。

あんこ：どんどん立証していくのも面白かったな。

斉藤：先攻後攻で別れている映画でもありますよね　先攻が優勢だけど、後攻でそれをひっくり返していく。
オチがミシェルさんに出演を断られた！というね(笑)

野水：私は、最後の音声に強い衝撃を受けました。
映画の後半を見て「今まで語られていたことは違ったんだ」と思っている中であの音声を聞かされると、ミシェルさんも混沌としているのだろうという仄暗さがありました。
ミシェルさんだけではなく、この騒動で同じように被害の証言をした人も皆同じ思いだったかもしれませんよね。
あの悲痛さは衝撃でした。

斉藤：『リング』の山村貞子の母親のモデルになった御船千鶴子さんという方は、念写や透視ができる人だったらしいのですが、彼女が話題になった後、「私もそれができる」という人が続出したそうです。
その後、御船さんは自死してしまうのですが…。
実は、清原猛雄という心理学者（心理学者なのかネットで調べてもはっきりわからず、、義兄ではあるようです）が彼女に実験をおこない、「開眼」させてしまったそうで、映画を見てその話を思い出しました。記憶を植え付ける、というのは少し違うかもしれませんが、ちょっと怖いですよね。
でもなぜパズダー医師がこういうことをしたかというと、目立ちたかったというのはあると思うんですよね。本も売れるし。

野水：番組に出ている時、ちょっと得意げに見えるんですよね。

あんこ：僕より喋るのうまかったですもん(笑)。ふんでいる場数が違う！

「黒ミサ」アフタートークレポートその③へ続く・・・